高台の密集した住宅地で、人通りの多い南西道路への閉鎖と開放とを両立させた計画。
南西側の道路は車や人通りの多い坂道で敷地とは長辺で接する。
細かい間隔の縦格子により中庭やベランダへの視線を制限しており、昼間は正対する階段室が僅かに確認出来る程度。

容積率制限ギリギリまで室内面積を確保した上で、中庭はアプローチと一体とし空間に奥行を持たせるよう計画した。
ダイニングキッチンとリビングは中庭をはさんで両側に計画した。 人通りの多い前面道路に正対しない事と縦格子により開放性が高く中庭と一体な空間となる。


中庭からの光と風、家族の姿に目がとどく中庭に面した家族で使える空間。

敷地は山腹の高台に位置する住宅地。近所に学校等もある事で人通りはもちろん車の通りも多い場所である。
細長い敷地の長辺で接する前面道路からの視線に配慮する為、道路に面する西側に縦の木製ルーバー、中心に中庭を計画し住宅居室を中庭を挟んで両側に配置した。これにより道路からの視線は効果的に縦のルーバーでカットされ、中庭越しに室内空間は開放的に繋がり光りや風を室内に取入れる事が可能である。
中庭側の大開口により視覚的に一体となるだけだなく、2階では広島の街並が見渡せるバルコニーとブリッジにより中庭を中心に回る可能な一体感の強い空間として計画をしている。